スプリングサンドラ（1999年生、母リマンケーティング）

スプリングサンドラ（1999年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベストタイアップ（当時7歳）と交配したリマンケーティングが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地24戦0勝2着2回、地方19戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のフェイスフルホイップ特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

4月21日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未出走（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた3戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

7月6日、中4週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、シルクラフィーネに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジェリーナイス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月5日、中6週で迎えた8戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4歳（2003年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスルガジェントに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中5週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラカチドキに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマロンテーストを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、薫風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた15戦目は、初夏特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のオデオンに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月3日、中3週で迎えた16戦目は、文月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、ジュライ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、マロンテーストに交わされて1馬身差の2着となった。

8月8日、中3週で迎えた18戦目は、御宿特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、サクラカチドキに交わされて1馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた19戦目は、アルファード賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったバンダムジョリーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月10日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジタカチャチャを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（11戦3勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月2日、中3週で迎えた26戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた28戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた30戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサクラクーニャン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月12日、中4週で迎えた31戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月11日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6歳（2005年）

3月13日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月9日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた36戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柄崎将寿騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた39戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた40戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月1日、中2週で迎えた41戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた42戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

7歳（2006年）

1月10日、中3週で迎えた43戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。