ミスマンマミーア（2015年生、母サンデーメモリー）
Miss Mamma Mia
2015.02.23
ミスマンマミーア（2015年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「敬称+なんてこった(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時16歳）と交配したサンデーメモリーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2021年の日経新春杯(ハンデG2)で2着に入った他、2021年の大阪―ハンブルクカップ(オープン ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2017年）
5月18日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
6月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。
6月22日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の「AIRDO絆の森」賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したヒロに半馬身届かず2着に敗北した。
7月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダブルシャープに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
7月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウルフオブウォーを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。
8月12日、中2週で迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したステルヴィオにクビ差届かず2着となった。
9月2日、中2週で迎えた7戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は宮崎光行騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。
9月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングハートを次元の違う末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。
10月28日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。
12月2日、中4週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。
3歳（2018年）
1月13日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。
4月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。
5月10日、中4週で迎えた13戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。
6月13日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
8月15日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。
9月12日、中3週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。
11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。
4歳（2019年）
3月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。
4月14日、中2週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプルンクザールを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。
6月9日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。
6月30日、中2週で迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のスヴァルナに1馬身3/4の差をつけて4勝目をゲットした。
10月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。
11月10日、中4週で迎えた23戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて17着に終わった。
12月7日、中3週で迎えた24戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。
5歳（2020年）
2月2日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
2月15日、中1週で迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（京都芝2400m 外回り 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。
5月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のショウリュウイクゾを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。
6月14日、中2週で迎えた28戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。
7月19日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、ハンデG3の農林水産省賞典 函館記念（函館芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。
9月19日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのケフェウスステークス（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
10月11日、中2週で迎えた31戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。
10月24日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。
6歳（2021年）
1月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したショウリュウイクゾに3/4馬身届かず2着となった。
2月20日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。
4月11日、中6週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒートオンビートをクビ差振り切って6勝目を掴み取った。
5月30日、中6週で迎えた36戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。
6月27日、中3週で迎えた37戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。
2021年7月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。