クラウンマーチ（1983年生、母ヤヨイカマダ）

クラウンマーチ（1983年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサドンソー（当時8歳）と交配したヤヨイカマダが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）鎌田牧場。戦績は、中央平地25戦6勝2着2回、地方6戦2勝2着1回。1988年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)で3着に入った他、1986年の若草賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

11月24日、12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月7日、8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイコーヤマトから6馬身差の2着に敗北した。

3歳（1986年）

1月5日、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミカホーマーに1馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

2月1日、4歳400万下の水仙賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月23日、4歳400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月16日、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山忠一騎手。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のモガミパワーに1馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

4月19日、3歳オープンの若草賞（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山忠一騎手。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のネーハイコーワに1馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。23頭立ての16番人気で大外23番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚が振るわず19着に終わった。

6月29日、3歳オープンの中日スポーツ賞（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月18日、4歳以上1400万下の貴船特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月15日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の太秦特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月7日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（1987年）

6月14日、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月27日、5歳以上1400万下のテレビ愛知賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

8月9日、4歳以上900万下（函館芝1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグリーンガールをクビ差振り切って勝利をモノにした。

9月5日、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月25日、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンダードレッサーに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

11月21日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の太秦特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったタカライデンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月6日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5歳（1988年）

1月5日、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

1月30日、5歳以上1400万下の羅生門特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で塩村克己騎手。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリメイトに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにした。

2月20日、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塩村克己騎手。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

3月20日、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で塩村克己騎手。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松田幸春騎手。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7歳（1990年）

5月26日、グリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月23日、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は神保忠三騎手。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月18日、霜月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、一般A2（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（1991年）

4月21日、一般D1イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で神保忠三騎手。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトニシキに1馬身の差をつけて勝利を収めた。

5月4日、一般C3ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で神保忠三騎手。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサインドリームに3/4馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

5月13日、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で神保忠三騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルステイメージからハナ差の2着に甘んじた。