ハイズワン（2004年生、母ビジーリジー）

ハイズワン（2004年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「孩子王、ガキ大将（中国語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時15歳）と交配したビジーリジーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方38戦8勝2着9回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上B1二。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月9日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月14日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカレンアンプルールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上D3四（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエリモアミーゴに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2008年）

1月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアグネスゼッセイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C7一（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシネサンデーズを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアーバニティを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒットエンドランに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したスカイハーバーにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月21日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ステイトゲストにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチキリイノベートを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って1番人気に応えた。

7月1日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B3三（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（9戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニコラスバローズを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月31日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったサクラヴェローチェにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中3週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したムーンワルツに3/4馬身届かず1着7勝目を掴み取った。

11月11日、中2週で迎えた18戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（13戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（14戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（15戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したチアズアブソーブに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたファルクラム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月12日、中1週で迎えた23戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタガノラヴマーチに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた27戦目は、高原と名水のまちかみかわ特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月20日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、伊藤晋一騎手を鞍上に迎えて、近松のまちあまがさき特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた29戦目は、さわやか特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤晋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤晋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤晋一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた32戦目は、但馬牧場公園まきば杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた33戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた34戦目は、兵庫オーナーズカップ（周年）（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤晋一騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタガノブラックヒルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた36戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は伊藤晋一騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったウインドコーストにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6歳（2010年）

2月10日、中6週で迎えた37戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤晋一騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた38戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤晋一騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた39戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤晋一騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤晋一騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤晋一騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤晋一騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた43戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤晋一騎手（12戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。