ルイボスマクラレン（1996年生、母ベストオブタッチ）

ルイボスマクラレン（1996年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモガンボ（当時13歳）と交配したベストオブタッチが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、地方16戦4勝2着5回。1999年の東京湾カップ(地方重賞)に勝利した他、1999年の戸塚記念(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡島茂厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1998年）

5月29日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は457kg。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったネイルザナゲットに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。

10月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキクカエンペラーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月11日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

3歳（1999年）

4月6日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメルローズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ヤマノリアルに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のガーベラ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したノムラセイランオーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のサルビア特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトダノスイジンに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月28日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳オープンの若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたノムラスーパーオー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトッキーステルスから2馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中5週で迎えた11戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスーパーチャンピオンシップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、音部浩仁騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のゴールドカップ（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月31日、中7週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイナーズパークを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

4歳（2000年）

1月26日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（12戦4勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月30日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。