ニシノコトダマ（2016年生、母ニシノミラクル）

ニシノコトダマ（2016年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+言霊」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したニシノミラクルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はガーベラパークスタツド。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ラインカリーナに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンビルを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったショウナンガナドルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2019年）

2月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳500万下のごぎょう賞（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月8日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプタハをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

11月24日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたフィルムフランセ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月8日、中3週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月4日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイパシオンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったエアコンヴィーナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のスーパーアキラを3/4馬身振り切って休養明け初戦をモノにした。

5歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

6歳（2022年）

1月8日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

2022年1月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。