シャインガーネット（2017年生、母ベルベットローブ）

シャインガーネット（2017年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「輝くガ-ネット」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したベルベットローブが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年のファルコンステークス(G3)に勝利した他、2022年のシルクロードステークス(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山口功一郎によって3,456万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月8日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシングンバズーカをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月17日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンハリングを半馬身振り切って2勝目を収める

3歳（2020年）

1月13日、中7週で迎えた3戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月14日、中8週で迎えた4戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（2戦2勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のラウダシオンに1馬身半の差をつけて重賞ウィナーの称号を獲得した。

5月10日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦3勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

12月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（4戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4歳（2021年）

2月20日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた9戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦3勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、6着に終わった。

9月12日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、G2の産経賞セントウルステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

11月14日、中8週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2022年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（8戦3勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したメイケイエールを差し切れず、1馬身差の2着となった。

3月27日、中7週で迎えた13戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（9戦3勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月14日、中6週で迎えた14戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（11戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したジャスパージャックに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2023年）

1月29日、中7週で迎えた17戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2023年2月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。