フルハウス（1993年生、母ダイナセレモニー）

フルハウス（1993年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキャロルハウス（当時8歳）と交配したダイナセレモニーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方14戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のラ・セーヌ賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

佐々木国広厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（1996年）

1月24日、デビュー戦は野崎武司騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は503kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンブラザーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキンコーフローラに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月14日、中4週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月30日、中6週で馬体重を前走から44kg減らして迎えた4戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマスコットコンドルに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1997年）

2月3日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノツヨシに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

3月11日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーゴーウエイに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月9日、中3週で迎えた8戦目は、花吹雪特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（5戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエスティボンバーをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

4月21日、中1週で迎えた9戦目は、住吉橋特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（6戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリリーレディから2馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月25日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた12戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャットスペシャルから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1998年）

1月7日、連闘で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下のビッグベン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた18戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下のラ・セーヌ賞（東京ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はアグネスゴアーと並んで1着同着となった。

7月26日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鶴見特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月11日、中7週で迎えた21戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6歳（1999年）

1月23日、中9週で迎えた24戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月27日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。