ナンゴクライデン（2000年生、母アローシャルダン）

ナンゴクライデン（2000年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋名横綱『雷電』の力強さとスピード感、躍動感をイメージ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したアローシャルダンが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、中央平地25戦1勝2着1回、地方14戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、林時春から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、林時春から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,365万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月13日、中7週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

9月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月18日、中7週で迎えた7戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイキーライアンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野猛騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネセンペイに2馬身の差をつけて2勝目を収める

4歳（2004年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野猛騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカノヤバトルキングをハナ差制して勝利を手に入れた。

1月28日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野猛騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミキーチャンスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野猛騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のクールガイに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月16日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野猛騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンタイカンに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野猛騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトキメキローマンに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野猛騎手（7戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンタイカンに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5月31日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野猛騎手（8戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた16戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野猛騎手（9戦8勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーマンワンダオーから半馬身差の2着となった。

8月14日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野猛騎手（10戦8勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野猛騎手（11戦8勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野猛騎手（12戦8勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウエイパルマに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月26日、中4週で迎えた20戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

6月5日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、エイシンドーバーに半馬身交わされて2着となった。

8月21日、中2週で迎えた25戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月17日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6歳（2006年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3月26日、中6週で迎えた28戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

7月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月27日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

7歳（2007年）

1月21日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた32戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウバルを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の新潟市政令指定都市移行記念（新潟芝1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月1日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた34戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8歳（2008年）

3月1日、約7か月の休養明けで迎えた36戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた37戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月9日、約3か月半の休み明けで迎えた38戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた39戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。