アルドラ（2009年生、母スレバルナ）

アルドラ（2009年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時14歳）と交配したスレバルナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は泊寿幸。戦績は、地方38戦10勝2着6回。2012年のサラブレッド大賞典(地方重賞)に勝利した他、2012年の北日本新聞杯(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、泊寿幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高橋俊之厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は鬼束亮騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は437kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジュウワンブライトに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアウヤンテプイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトモエゴゼンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦ののとじま水族館ウミガメ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマツノリバイバルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鬼束亮騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったジュウワンブライトに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドリームパワーを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

12月14日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた9戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシグネチャーに2馬身の差をつけて制した。

3歳（2012年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のやましろ桜まつり特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラプラトーンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月1日、中2週で迎えた13戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のジュウワンブライトに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月13日、中1週で迎えた14戦目は、金沢城リレーマラソン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったサトノスパイダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた16戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（7戦3勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月21日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた18戦目は、YOSAKOIソーラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシークエストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、ツール・ド・のと400（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハヤテシゲマサに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

10月9日、中3週で迎えた20戦目は、鵜島デカ曳山特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（11戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ヒカルルーキーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマカツティラノに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月25日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（13戦6勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2013年）

1月23日、中7週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（14戦6勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞の福山牝馬特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた25戦目は、おいでまつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったタートルベイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（15戦6勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、ラ・フォル・ジュルネ金沢特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（16戦6勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（17戦6勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、能登麦屋節全国大会特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（18戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（19戦6勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（20戦6勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた32戦目は、観音祭り特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（21戦6勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

7月28日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（22戦6勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の金沢競馬場移転40周年記念（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（23戦6勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（24戦6勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた36戦目は、鵜島デカ曳山巡行特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のケージーアメリカンに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

11月4日、中3週で迎えた37戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた38戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、こもかけ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。