ビコージャズ（2000年生、母ビコーミラグロ）

ビコージャズ（2000年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジャズ、刺激、活発」。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時12歳）と交配したビコーミラグロが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口修二。戦績は、中央平地26戦2勝2着5回、地方20戦0勝2着1回。2007年の日高獣医師会特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したアンチェインにクビ差届かず2着となった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシーキャッスルに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月8日、中2週で迎えた4戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月6日、中3週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月31日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

12月20日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアンチェインに半馬身届かず2着となった。

12月28日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったロングドクトリンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハードレッドスターに3馬身の差をつけて優勝

12月11日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた19戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月29日、中4週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では矢のように急駛したが、逃げるエイシンクッシングを差し切れず、4馬身差の2着となった。

8月6日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したゲイリースノーマンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月11日、中4週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6歳（2006年）

10月8日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7歳（2007年）

4月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、日高建設協会特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた28戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたコウエイベスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月23日、中1週で迎えた29戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、ミランダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた31戦目は、ミザール特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は竹内仁志騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた32戦目は、ポラリス特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。最後はデピュティジャパンと並んで13着同着となった。

8月30日、中2週で迎えた33戦目は、ヤングジェネレーションカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた34戦目は、ジェニュイン賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた35戦目は、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた36戦目は、ディープインパクト・プレミアムIV（旭川ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた37戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桜井拓章騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた38戦目は、NOSAI日高特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桜井拓章騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた39戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で桜井拓章騎手（10戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

8歳（2008年）

4月30日、約5か月半の休養明けで迎えた40戦目は、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で桜井拓章騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

6月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、ミランダ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で桜井拓章騎手（12戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた42戦目は、ミザール特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で桜井拓章騎手（13戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた43戦目は、サムライハート賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で桜井拓章騎手（14戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた44戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で桜井拓章騎手（15戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で桜井拓章騎手（16戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた46戦目は、サッポロクラシック特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は竹内仁志騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。