フェアリーズン（1989年生、母パールエントリー）

フェアリーズン（1989年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプルラリズム（当時9歳）と交配したパールエントリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着4回、地方11戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

10月6日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リンダリンダに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアイネスブルームに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（1992年）

5月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はグレンピューマと並んで9着同着となった。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったコスミックレイズにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレインボーブラックを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡山定夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡山定夫騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡山定夫騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡山定夫騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡山定夫騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は11戦連続で岡山定夫騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡山定夫騎手（13戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡山定夫騎手（14戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月27日、中4週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（15戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（16戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（17戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた21戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったジングウモデルオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（18戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月21日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（19戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/不良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（20戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5歳（1994年）

1月5日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（21戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた30戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月18日、中4週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3月19日、中3週で迎えた32戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた34戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（足利ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンソロに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月16日、中3週で迎えた35戦目は、クンシラン特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた36戦目は、なでしこ特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた37戦目は、草雲特別（足利ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月5日、約4か月半の休み明けで迎えた38戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた39戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1995年）

1月7日、連闘で迎えた40戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸梶由則騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月30日、中2週で迎えた41戦目は、おがたま特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸梶由則騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイーグルカホーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中6週で迎えた42戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた43戦目は、かげろう特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月19日、中7週で迎えた44戦目は、四宮幸志騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。