アヴァール（2011年生、母ミッションヒルズ）
Avare
2011.03.18
アヴァール（2011年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「欲張りなお嬢さん（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したミッションヒルズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、地方17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。
経歴
デビュー前
牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2013年）
7月7日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。
8月24日、中6週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエクスペリエンスにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗れた。
11月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。
12月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルミマサカをクビ差振り切って初白星を挙げた。
3歳（2014年）
1月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
3月9日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。
5月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。
8月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に敗れた。
4歳（2015年）
3月28日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。
4月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。
7月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。
7月19日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。
8月22日、中4週で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。
9月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
11月1日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレディーに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。
12月6日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。
5歳（2016年）
4月16日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。
7月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。
8月28日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の2016ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。
10月6日、中5週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の川崎南ライオンズクラブ記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。
10月28日、中2週で迎えた21戦目は、千代田区特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
11月22日、中3週で迎えた22戦目は、山茶花特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
12月21日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のポインセチア特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したトゥモローウィングにハナ差届かず2着に甘んじた。
6歳（2017年）
1月18日、中3週で迎えた24戦目は、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、ジョイホース双葉開設4周年記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。
5月19日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、韋駄天特別（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。
5月25日、連闘で迎えた27戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。
6月23日、中3週で迎えた28戦目は、八犬伝スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。
7月21日、中3週で迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、水葵スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
8月15日、中3週で迎えた30戦目は、サードニックス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。
9月20日、中4週で迎えた31戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、菊月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。
10月10日、中2週で迎えた32戦目は、快適生活♪にのみやLife杯（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。
11月9日、中3週で迎えた33戦目は、百花繚乱!あつぎ国際大道芸2017（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でR.クアトロ騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。
12月13日、中4週で迎えた34戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、チャーチルダウンズ競馬場杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。
7歳（2018年）
1月5日、中2週で迎えた35戦目は、宝船賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトウカイボーイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
2月2日、中3週で迎えた36戦目は、先鋒賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るシナノストーミングを凄まじい末脚で半馬身差し切って久方ぶりに白星を挙げた。