ベストマッチョ（2013年生、母Encore）

ベストマッチョ（2013年2月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「最高の逞しさ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のMacho Uno（当時15歳）と交配したEncoreが12歳のときに産んだ仔が本馬である。2020年のオーバルスプリント(Jpn3)で2着に入った他、2020年の兵庫ゴールドトロフィー(ハンデJpn3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

2月6日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカハイルーラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクインズサターンをハナ差振り切って制した。

6月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ブラゾンドゥリスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドゲルニカをハナ差振り切ってファンの期待に応えた。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラスエトワールを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2017年）

1月29日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたブラゾンドゥリス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中9週で迎えた8戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンバランサーをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

11月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2018年）

1月13日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマッチレスヒーローに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手中に収めた。

2月11日、中3週で迎えた13戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月15日、中8週で迎えた14戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで懸命に走り抜いたが、ダノングッドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月26日、中5週で迎えた15戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はH.ボウマン騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月29日、中8週で迎えた16戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。17着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

10月20日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

6歳（2019年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた19戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

2月10日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた20戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

3月17日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でF.ミナリク騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

10月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月17日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7歳（2020年）

2月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月21日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、浦和スプリント（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ブルドッグボスに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月23日、中2週で迎えた27戦目は、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインペリシャブルに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月22日、中8週で迎えた28戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったサクセスエナジーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月3日、中5週で迎えた29戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月23日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、サクセスエナジーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8歳（2021年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったキャプテンキングにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月14日、中4週で迎えた32戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

6月3日、中6週で迎えた33戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた34戦目は、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月23日、中8週で迎えた35戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた36戦目は、Jpn1のJBCスプリント（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月21日、中6週で迎えた37戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S1のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

9歳（2022年）

1月13日、中2週で迎えた38戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた39戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったインペリシャブルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月28日、中8週で迎えた40戦目は、プリムローズ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったティーズダンクに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月8日、中6週で迎えた42戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた43戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のゴールド争覇オープン（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダノングッドを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

11月29日、中6週で迎えた44戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10歳（2023年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた45戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

4月11日、中6週で迎えた46戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ルーチェドーロに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月15日、中8週で迎えた47戦目は、中原オープン（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のトランセンデンスを半馬身振り切って9勝目を掴み取った。

7月19日、中4週で迎えた48戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月20日、約3か月の休み明けで迎えた49戦目は、兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ダノンジャスティスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月21日、中4週で迎えた50戦目は、笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11歳（2024年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた51戦目は、兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月16日、中9週で迎えた52戦目は、プリムローズ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、4着を確保した。

6月27日、中9週で迎えた53戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた54戦目は、’24トワイライトカップ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた55戦目は、浦和スプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた56戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2018年6月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。