ハロースペシャル（1996年生、母ソシアルダイテン）

ハロースペシャル（1996年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したソシアルダイテンが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方31戦16勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年のジャニュアリー賞(一般B1一)。

経歴

デビュー前

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロイヤルキャニオンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

10月23日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた7戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた8戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4歳（2000年）

1月16日、中8週で迎えた9戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカシェーバーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月14日、中3週で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口義幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディマキシマに3/4馬身の差をつけて優勝

2月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口義幸騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のベストユタカボーイに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月21日、中2週で迎えた12戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口義幸騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた13戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口義幸騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のピュアーホーラーに3馬身の差をつけて優勝

4月14日、中1週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトップモンスターに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイティテツオウに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

5月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンアクターに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月13日、中4週で迎えた17戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイロビンに半馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコウチセニョールに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月7日、中4週で迎えた19戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月13日、中9週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るドラゴンダーリンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

10月29日、中1週で迎えた21戦目は、墨田区特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のスズフォーレルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたイナリスーパー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2001年）

1月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキンノスズに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

2月17日、中4週で迎えた25戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた26戦目は、春暖特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したユキノエイスにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月27日、中3週で迎えた27戦目は、春水賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジュリオシーザーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月17日、中2週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したヒカリチャンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた29戦目は、プレアデス賞（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた30戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタマノユウユウに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月24日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のみなづき賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のパームツリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったタイキエメラルドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中4週で迎えた33戦目は、ロマンチックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた34戦目は、ゴールデンナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（10戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイニンハットを半馬身振り切って勝利数を15に伸ばす

11月2日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のスターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、2着となった。

12月12日、中5週で迎えた36戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた37戦目は、キャッツアイ賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（12戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマイニンハットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2002年）

1月22日、中3週で迎えた38戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1790m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジェンニタスカイに2馬身半の差をつけて優勝

2月12日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の’02ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。