エドノフェリーチェ（2017年生、母ダイヤモンドギフト）

エドノフェリーチェ（2017年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+幸福な(伊)」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時8歳）と交配したダイヤモンドギフトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月1日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず15着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ウシュバテソーロに交わされて1馬身差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベデザンジュをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したブレーナードにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月9日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はシャドウアロングと並んで1着同着となった。

4歳（2021年）

2月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの潮来特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったフィリオアレグロに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月2日、中7週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダブルフラットに7馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月21日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、逃げるグレンガリーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（2022年）

1月10日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

3月6日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したキングオブドラゴンにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月20日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月30日、中9週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた24戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2023年）

1月5日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた27戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（8戦1勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず15着に終わった。

8月19日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2023年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。