ヴェロニカマジック（2019年生、母マリアビスティー）

ヴェロニカマジック（2019年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+魔法。魔法のように素早い女の子をイメージ」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したマリアビスティーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C2。

経歴

デビュー前

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月5日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

12月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3歳（2022年）

4月2日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた6戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた7戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、レアリアルノーヴに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、シャイニーダイヤに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、サラサワンに交わされて3馬身差の2着となった。

10月3日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったイエローブーケに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた15戦目は、オッズパーク最短3分で（登録）賞（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた16戦目は、C2（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大坪慎騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったタイムトリップに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2023年）

3月13日、中9週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で大坪慎騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大坪慎騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で大坪慎騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で大坪慎騎手（13戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（水沢ダート850m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るルナリュミエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた23戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマニフィックブリエに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた25戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターアイランドを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月31日、中1週で迎えた26戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ビーコンプリートに半馬身交わされて2着となった。

8月14日、中1週で迎えた27戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 小雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のポップディーヴァに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、GI登録品高級品岩手木炭賞（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（14戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた32戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、宵に恋してほろ酔い賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（15戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた34戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。