イイネイイネイイネ（2019年生、母ユメハオオキク）

イイネイイネイイネ（2019年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「良いね良いね良いね」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時21歳）と交配したユメハオオキクが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦6勝2着6回。2022年のMRO金賞(地方重賞)に勝利した他、2021年のジュニアキングを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

7月8日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/重）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の日高本線キハ40賞（門別ダート1100m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒカルノビビッドを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシルバに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナンジャモンジャを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3歳（2022年）

1月18日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

2月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアップテンペストを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中6週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンクスターツを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったタニノタビトに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタニノタビトにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月31日、中7週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイネルヘリテージに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた18戦目は、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた19戦目は、霜月昇竜戦（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサトノグリッターに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月31日、中6週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（2023年）

2月23日、中7週で迎えた21戦目は、地方重賞のウインター争覇（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロッキーブレイヴに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月23日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5月13日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月18日、中9週で迎えた25戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた26戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの花背ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた27戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桂川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた29戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5歳（2024年）

1月10日、中0週で迎えた30戦目は、新春短距離特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた31戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のワンダフルライフをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月4日、中3週で迎えた32戦目は、桜月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウジェンマを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月5日、中4週で迎えた33戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。