スパイラルノヴァ（2018年生、母アップワードスパイラル）

スパイラルノヴァ（2018年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+新星。父の産駒の新星として活躍するように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したアップワードスパイラルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。2020年のアイビーステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ワラウカドにて総額2,200万円（4.4万×500口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月9日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したランドオブリバティにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月4日、中7週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウィンドリッパーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月28日、中7週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシュバルツカイザーにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月4日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月13日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のボーデンをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月22日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のガンダルフに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3月20日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したホウオウエミーズにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

12月11日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた18戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（9戦1勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

6月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

9月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデコラシオンをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

10月29日、中5週で迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6歳（2024年）

3月3日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

6月9日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

7月27日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。