ガビーズメモリー（2016年生、母ロングビクトリア）
Gabby's Memory
2016.03.04
ガビーズメモリー（2016年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「テスコガビーより+記憶。テスコガビーの一族なので」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したロングビクトリアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳C1二。
経歴
デビュー前
1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、長島商事によって777.6万円で落札された。
中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
11月11日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。
3歳（2019年）
1月14日、中8週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。
1月27日、中1週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。
3月28日、中8週で迎えた4戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。
5月19日、中6週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。
7月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。
7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニットウヴィクスンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
8月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のユメノハジマリを半馬身振り切って制した。
4歳（2020年）
2月9日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。
3月14日、中4週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。
6月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハヤブサペコムスメに交わされて2馬身半差の2着となった。
6月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
8月2日、中4週で迎えた13戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。
8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。
10月10日、中6週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。
5歳（2021年）
1月17日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。
2月28日、中5週で迎えた17戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。
4月10日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。
5月9日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。
6月13日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。
8月15日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。
9月14日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた22戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ケイトウ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。
9月28日、中1週で迎えた23戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、レコードな町新冠特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、ガウナエルフリーデにアタマ差交わされて2着に惜敗した。
10月12日、中1週で迎えた24戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のデンプシーロールをアタマ差振り切って断然の支持に応えた。
10月27日、中1週で迎えた25戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。
デビュー前
1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、長島商事によって777.6万円で落札された。
佐藤雅彦厩舎（岩手）へ入厩。
6歳（2022年）
3月15日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のヒシマーシャルを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。
デビュー前
1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、長島商事によって777.6万円で落札された。
佐藤雅彦厩舎（岩手）へ入厩。
4月3日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。9頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。
4月19日、中4週で迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のアンジュレーヴに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月10日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ミラコロアムレートに半馬身交わされて2着に敗北した。
5月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリプルキセキを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝
6月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のノットオンリーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。
7月10日、中3週で迎えた31戦目は、新WEB番組 ハヤテTVB1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のカガジャドールをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。
8月9日、中3週で迎えた32戦目は、ブルートパーズ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（9戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。
8月22日、中1週で迎えた33戦目は、ジニア賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（10戦7勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。
12月13日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、一般B1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（11戦7勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。
12月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（12戦7勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。
7歳（2023年）
3月26日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、ハヤブサ特別（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（13戦7勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。