マックスガーデン（2013年生、母ガーデンパラダイス）

マックスガーデン（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時14歳）と交配したガーデンパラダイスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。2015年のウィナーズチャレンジ4に勝利した他、2015年のリリーカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって259.2万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

5月28日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスミランダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

7月21日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るモダンウーマンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、モダンウーマンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月17日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2016年）

9月8日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、江差追分全国大会特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた8戦目は、つぼ八特別2（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したマーククロップを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、ヤマボウシ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北海道新幹線×nittan特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2017年）

4月18日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のギンパリをクビ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。

5月18日、中3週で迎えた12戦目は、浜頓別スワットン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウユーハレワタルに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月29日、中5週で迎えた13戦目は、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のバリスコアに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月3日、中4週で迎えた14戦目は、うらうす夏の味覚まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたバリスコア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた15戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた16戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、日高報知新聞創刊65周年特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバリスコアに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月24日、中3週で迎えた17戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（8戦5勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

5歳（2018年）

4月24日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ジャスタウェイ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったナリユキマカセにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中3週で迎えた19戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハヴアナイスディをクビ差振り切って7勝目を手に入れた。

6月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ルーラーシップ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、浦河町優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のシセイカイカに1馬身の差をつけて8勝目をマークした。

8月14日、中3週で迎えた22戦目は、サッポロ麦のくつろぎ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（11戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエグジビッツに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中6週で迎えた23戦目は、JAひだか東いちご特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた24戦目は、復興支援感謝特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（13戦6勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた25戦目は、AIR-G’馬MORi特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（14戦6勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6歳（2019年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、ジャスタウェイ・プレミアム（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（15戦6勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月22日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、北海道ミライ競馬缶特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（16戦6勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トドイワガーデンに交わされて1馬身差の2着となった。

6月19日、中3週で迎えた28戦目は、ルーラーシップ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で井上俊彦騎手（17戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた29戦目は、浦河町優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で井上俊彦騎手（18戦6勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、スティールティアラに交わされて6馬身差の2着となった。

8月13日、中3週で迎えた30戦目は、SORACHI1984（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で井上俊彦騎手（19戦6勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月23日、中9週で迎えた31戦目は、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で井上俊彦騎手（20戦6勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2019年11月26日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。