サウスパッキオ（2016年生、母ラヴィーズバード）

サウスパッキオ（2016年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したラヴィーズバードが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2020年のうまレター賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月1日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月14日、中5週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた3戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月7日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、サツキキャンディに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月23日、連闘で馬体重を前走から17kg減らして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のヴァルスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ダンカーコに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、コスモローイエットに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた12戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のニシノアップルパイに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、うまレター賞（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のグッバイサマーに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5歳（2021年）

7月17日、約8か月半の休み明けで迎えた15戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

9月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、門別ししゃも祭り特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスティールフェスタを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ヒャクジツコウ特別（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボンディングタイムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、がんばれ!Aiba浦河応援特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユラに約14馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月22日、中2週で迎えた22戦目は、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、メイショウドウダンに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブランモンストルに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月27日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダリアテソーロに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月27日、中3週で迎えた25戦目は、天童なこさん来場記念（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったグランツエクラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた26戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のシゲルカナロアに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4月30日、中2週で迎えた27戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた28戦目は、鹿児島同友会青年部会8周年杯（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた29戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、鳴神月賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた31戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた32戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中山蓮王騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

12月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7歳（2023年）

1月10日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた37戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。