クラウンエクシード（1981年生、母エリモグレース）

クラウンエクシード（1981年4月10日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のゼダーン（当時16歳）と交配したエリモグレースが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地32戦9勝2着6回。1987年のウインターステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1983年）

12月3日、13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のゾウゲブネキングに4馬身の差をつけて勝利を収めた。

2歳（1984年）

2月25日、8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月18日、16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月1日、6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったオサイチフォンテンから2馬身半差の2着に敗れた。

4月22日、9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミカゼイチバンから1馬身1/4差の2着となった。

5月6日、14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月17日、13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のデュールメイヨに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月25日、12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリートオーから半馬身差の2着に敗北した。

12月9日、12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

0歳（1985年）

12月7日、15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーエクセルに1馬身1/4の差をつけて勝利を挙げた。

5歳（1986年）

1月5日、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったヒデファミリーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

1月19日、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマッキニーにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月2日、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

2月16日、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山忠一騎手。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスズカツウメに3馬身の差をつけて勝利した。

3月23日、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山忠一騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

4月5日、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で秋山忠一騎手。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のミスゾーラに1馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

5月4日、5歳以上1400万下の上賀茂特別（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山忠一騎手。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

5月24日、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋山忠一騎手。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたニッポーサミット決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月3日、4歳以上900万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋山忠一騎手。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月23日、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で秋山忠一騎手。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6歳（1987年）

2月15日、5歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で秋山忠一騎手。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のロマンオークスに2馬身半の差をつけて勝利を手にした。

2月28日、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で秋山忠一騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロイヤルミユキを半馬身振り切って勝利を挙げた。

3月21日、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で秋山忠一騎手。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月3日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の下鴨特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で秋山忠一騎手。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタマモリックを3/4馬身振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

6月14日、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で秋山忠一騎手。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月4日、5歳以上1400万下のジュライステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で秋山忠一騎手。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月23日、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で秋山忠一騎手。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月25日、4歳以上1400万下の貴船特別（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で秋山忠一騎手。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月21日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の太秦特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で秋山忠一騎手。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

12月6日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で秋山忠一騎手。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のガルダンサーを3/4馬身振り切って勝利を挙げた。

7歳（1988年）

6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で秋山忠一騎手。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。