ヴィクトリースノー（2012年生、母カネスヴィバーチェ）

ヴィクトリースノー（2012年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋雪」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したカネスヴィバーチェが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大江牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方18戦8勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月5日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は388kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハタノガイストに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月10日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったリターンストロークから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のエンドオブデイズに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい最後はリバークルーズと並んで9着同着となった。

11月16日、中5週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3歳（2015年）

3月1日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月16日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。14着に敗れた。

4歳（2016年）

5月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。16着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた11戦目は、迅速賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、流れ星賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた13戦目は、俊足賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた14戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、ヤマドリ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた17戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた18戦目は、ハリーアップ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた19戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロノカイザーに6馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、はちきんスイカ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイユウファイターに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、山Pトパーズ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクインズネプチュンに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月4日、中1週で迎えた22戦目は、カトレア特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた23戦目は、シクラメン特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2017年）

1月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のネコハーバーに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月22日、中1週で迎えた25戦目は、佐々原藍子誕生日特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニロティカスに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、節分特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイバレットに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月6日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイソに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月9日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンスママに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月3日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。