セトノマックイーン（1996年生、母セトロマン）

セトノマックイーン（1996年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時9歳）と交配したセトロマンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地30戦1勝2着5回、地方18戦7勝。2003年のアメジストオープン(一般A)に勝利した他、2003年のガーネットオープン(一般A)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

5月2日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスピーディドゥにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチアフルアサシーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月14日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

4歳（2000年）

6月19日、約10か月半の休養明けで迎えた6戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月20日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

10月22日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したビッグビクトリーに3/4馬身届かず2着となった。

12月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（11戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルブツキセキにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオースミコジーンを差し切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（14戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた22戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の常葉特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた23戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドチケットに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月30日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したゴッドファザーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた26戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライズライズライズに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた27戦目は、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた28戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

6歳（2002年）

1月14日、中2週で迎えた29戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた30戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

3月17日、中6週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた32戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月22日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた33戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた34戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた36戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた37戦目は、サマースプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノブリザードをクビ差制して4勝目を手に入れた。

8月21日、中2週で迎えた38戦目は、サードニクスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノブリザードに2馬身の差をつけて制した。

9月4日、中1週で迎えた39戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、サファイヤオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた40戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は安部幸夫騎手（6戦2勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた41戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた42戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた43戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた44戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

7歳（2003年）

1月15日、中1週で迎えた45戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のキーニシキに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月30日、中1週で迎えた46戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノブリザードに1馬身半の差をつけて制した。

2月13日、中1週で迎えた47戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノブリザードに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月27日、中1週で迎えた48戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（12戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。