ブライティアベガ（1997年生、母ヤーチャイカ）

ブライティアベガ（1997年5月10日）は、日本の競走馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時5歳）と交配したヤーチャイカが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦14勝2着1回。2003年の文月オープン(ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1999年）

12月6日、デビュー戦は野崎武司騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は469kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイモリスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウセリカに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2000年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2001年）

3月7日、約12か月の休養明けで迎えた4戦目は、一般C2五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月26日、中6週で迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオークダンサーに1馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月28日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C2五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサイオーに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

12月25日、中3週で迎えた7戦目は、玄冬特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミルローザに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2002年）

1月28日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミカツウルフに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のハードアンドルーズに3/4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月15日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウテンテイオーに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月29日、中1週で迎えた11戦目は、春風特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（8戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアズマエースに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月20日、中2週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた13戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、前住和寿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のくろうま特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のクロスギャングをクビ差振り切って10勝目を達成した。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、星月夜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のコモリヴァーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月15日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦の青海波特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（10戦8勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グランドライオンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

12月24日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、もみの木特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキーホークに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた19戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（11戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコガネウキョウに3馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

5月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（12戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のキング・ビジョン賞（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた22戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（13戦9勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの文月オープン（川崎ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（14戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジェネスアリダーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。