ニュートリノ（2007年生、母レディイン）

ニュートリノ（2007年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「素粒子のうちの中性レプトンの名称」。毛色は芦毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したレディインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の福山・高知連携宇治島シリーズ八戦(一般C13)。

経歴

デビュー前

3歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

5月15日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた2戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月17日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に終わった。

12月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から50kg戻して迎えた4戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

12月18日、連闘で迎えた5戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったスウィングベルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月24日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャイニーフライトを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた7戦目は、高知県獣医師会2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンカラットに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

1月22日、中1週で迎えた8戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携宇治島シリーズ二戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアメリゴから2馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、福山・高知連携宇治島シリーズ八戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドモンガーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月20日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、グレースヒロインにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月5日、中1週で迎えた11戦目は、流星の貴公子特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（4戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ローブドゥレーヌに半馬身交わされて2着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、ホクトベガ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた13戦目は、共に頑張ろう宮城特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグレースヒロインに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマウンテンウインから半馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスペシャルシーズンを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、室戸シットロト踊特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（8戦4勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

5月22日、連闘で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、福山・高知連携いろは丸シリーズ六戦（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は三村展久騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキガチャンをクビ差制して圧倒的人気に応えた。

6月12日、中2週で迎えた18戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ三戦（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウエホバから1馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた19戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（9戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月6日、中4週で迎えた20戦目は、福山・高知連携対潮楼シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアメリゴをハナ差制して断然人気に応えた。