オオハシャギ（2006年生、母オトボケ）

オオハシャギ（2006年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「おおはしゃぎ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時9歳）と交配したオトボケが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地8戦0勝、地方15戦8勝。主な勝ち鞍は2010年の一般B2二。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて18着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3歳（2009年）

2月7日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカズノバードに約19馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月27日、中0週で迎えた10戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコンセプシオンに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイワノイノリに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のポートレイトに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒカルサプライズを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラノーヴァに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2010年）

5月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに30kg減らして迎えた15戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦6勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、加賀水引特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦6勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

7月2日、中0週で迎えた19戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦6勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、能登上布特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で米倉知騎手（11戦6勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーバーザウェイヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で米倉知騎手（12戦7勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンエイルンルンを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月14日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、珠洲岬特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で米倉知騎手（13戦8勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた23戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。