シャレーストーン（2006年生、母シャレーポピー）

シャレーストーン（2006年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋石」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したシャレーポピーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦6勝2着6回。2009年の羽田盃(S1)で2着に入った他、2010年の武蔵野オープン(ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

6月12日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーラッドから1馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、連闘で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルマジックに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた4戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ3（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのマヤノトップガン賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタッチブライトから2馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のラストトゥインクル賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナイキアデュークを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

12月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグレートカフェに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2009年）

1月14日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモエレエターナルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月25日、中9週で迎えた11戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナイキハイグレードにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたナイキハイグレード決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月10日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、アクアライン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月14日、中4週で迎えた14戦目は、千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月2日、中3週で迎えた16戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフサイチミライに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月22日、中2週で迎えた17戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（9戦3勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、短夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤフジに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月28日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（12戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月24日、中7週で迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、月の雫特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた22戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（13戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた23戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、加能ガニ特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアビリティガーデンに約15馬身の大差をつけて6勝目を手に入れた。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、金沢城菱櫓特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったジャングルスマイルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2011年）

2月3日、中7週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、’11ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月30日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。