タマモゴーアップ（2000年生、母フローズンフランシーヌ）

タマモゴーアップ（2000年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋上る」。毛色は栗毛。種牡馬のサンダーガルチ（当時8歳）と交配したフローズンフランシーヌが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回、中央障害5戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のディオラシスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月29日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4歳（2004年）

2月19日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインデュラインをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた12戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた14戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月25日、中3週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のハングオーバーを半馬身振り切って3勝目を奪取した。

5歳（2005年）

2月27日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたピサノボス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月27日、連闘で迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ワンダーハーブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の相模特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた26戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6歳（2006年）

4月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた28戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（16戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

5月20日、中1週で迎えた30戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（17戦2勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

7月2日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の糺の森特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（18戦2勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた34戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7歳（2007年）

1月14日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のピクシーストーンに4馬身の差をつけて順当に勝利した。