ファブリックパネル（2006年生、母ストーミーマターズ）

ファブリックパネル（2006年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「北欧のインテリアの名称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したストーミーマターズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

6月27日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月17日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンモンテリナを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンノバルダーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月26日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコナンエックスに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カネツブラボーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月19日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエスユーシルバーに5馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャイニーバードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた9戦目は、JA江刺えさし乙女杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワールドバトラーに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村松学騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アドマイヤホームに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、日本一の山葡萄の郷レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村松学騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、大崎市ふじまつりレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、大屋梅賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、横手やきそばレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた16戦目は、遠別岳レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、盛岡舟っこ流しレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（9戦4勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（10戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、釜石よいさレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、三陸リアス賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（11戦4勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、田瀬湖賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（12戦4勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、久慈秋まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノキセキパワーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた25戦目は、ねばれ二子さといもレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた26戦目は、十和田湖賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（14戦4勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた27戦目は、岩洞湖賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（15戦4勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた28戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（16戦4勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2十（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（17戦4勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、五葉山火縄銃鉄砲隊レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。