ニッポンタイショウ（2015年生、母オンワードセイント）

ニッポンタイショウ（2015年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時13歳）と交配したオンワードセイントが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は原田牧場。戦績は、地方20戦2勝2着2回。2017年のカペラ賞(地方重賞)で3着に入った他、2018年の背振山賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

4月26日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月28日、連闘で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアカイブリターンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったコスモバレットにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の天山賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のリゲル特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルセルクを豪脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

3歳（2018年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた12戦目は、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の背振山賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の古伊万里賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のスプリングスター特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のDS2018九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のスターダム特選（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモハーキュリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月29日、中0週で迎えた20戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。