ベルセルク（2015年生、母サンデープレゼント）

ベルセルク（2015年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時17歳）と交配したサンデープレゼントが18歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はイスズ牧場。2018年の飛燕賞(地方重賞)に勝利した他、2018年の佐賀皐月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イスズ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、原久美子によって594万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

6月29日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったトチノペガサスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシェナキラキラに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビッグフライトに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月5日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のリゲル特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ニッポンタイショウに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2018年）

1月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の初夢特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のライトストーリーに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリンノゲレイロに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の背振山賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ライトストーリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンノゲレイロを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月25日、中4週で迎えた14戦目は、若葉賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシゲルキツネダイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったリンノゲレイロに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中4週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のDS2018九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた18戦目は、カンナ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイメンに1馬身の差をつけて制した。

8月15日、中3週で迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、仲秋特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月17日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、井藤漢方製薬みんな当たれ杯（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた23戦目は、如月賞（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマサノホウオウに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、文月特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた25戦目は、向日葵特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた26戦目は、新涼特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（13戦4勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた27戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（14戦4勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた28戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた29戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、秋日和賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモハーキュリーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

11月2日、中2週で迎えた30戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、クレセントカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた31戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた32戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた33戦目は、ニューイヤーカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた34戦目は、大寒特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月11日、中2週で迎えた35戦目は、梅花特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた36戦目は、福寿草特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた37戦目は、春望賞（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた38戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、染色月賞（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた39戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ジャスタウェイ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた40戦目は、クレマチス特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。