エイシンペトラ（2020年生、母エイシンチーター）

エイシンペトラ（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ヨルダンにある遺跡の名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したエイシンチーターが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は荒谷牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳(牝)。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月1日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/不良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサラキャサリンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月2日、中2週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメンコイボクチャン決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は阪野学騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、スギノプリンセスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のバルーンアートをクビ差振り切って優勝

9月13日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのクンツァイト特別（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月22日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた10戦目は、2歳戦の若潮特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（2023年）

2月2日、中5週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳A（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったビキニボーイにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A B（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月25日、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2023年3月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月13日、中2週で迎えた14戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳A（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったカレーパンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、3歳A（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

デビュー前

森沢友貴厩舎（兵庫）へ入厩。

5月26日、デビュー戦は田野豊三騎手を鞍上に据えて、3歳A B（園田ダート1870m 曇/良）に出走。9頭立ての4番ゲートからスタート。競走除外となった。

9月8日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた17戦目は、チャオ特別（園田ダート1870m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた22戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニューホライゾンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

4歳（2024年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ゴーマイオーシャンにクビ差交わされて2着となった。

1月21日、中1週で迎えた24戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2024M&Kジョッキーズカップ第2戦（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチノコマチに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月4日、中1週で迎えた25戦目は、如月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトミノアサヒにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月17日、中1週で迎えた26戦目は、向春賞（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンテラに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月23日、中4週で迎えた27戦目は、軽暖賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた28戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、佐賀桜花特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。