メルクリオス（1998年生、母カツヨレディ）

経歴

デビュー前

3歳（2001年）

10月26日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリンリンスターに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサパースチャーリーに約13馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

12月29日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒデワンダースズカに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2002年）

2月1日、中4週で迎えた4戦目は、一般C2九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズファイティングに3馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

7月11日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニシキサンライズに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノコンドルに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリンドクリームに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月10日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハイパーグレーグを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2003年）

1月8日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラネーションに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったセブンオーシャンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、玄武特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダイコーチケットに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、朧月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオートハヤヒデに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月15日、中2週で迎えた14戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（8戦8勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンフジサンを別次元の末脚で半馬身差し切って制した。

5月22日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（9戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハセノライオネスに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月28日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（10戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイアイダイアナを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

11月17日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（11戦11勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオーバルオフィスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6歳（2004年）

1月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（12戦11勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月7日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦の古都オータムハンデ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（13戦11勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したチョウサンタイガーにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、錦秋特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（14戦11勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンキュウコウを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月23日、中4週で迎えた21戦目は、小春特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（15戦12勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のハッピーエンド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（16戦12勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったチョウサンタイガーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7歳（2005年）

1月26日、中4週で迎えた23戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。