キタサンヤマビコ（2010年生、母ニシオノーブル）

キタサンヤマビコ（2010年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋山びこ」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時17歳）と交配したニシオノーブルが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファーミングヤナキタ。戦績は、中央平地11戦0勝、地方26戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のファイナルレース(一般C1-6)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月11日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中4週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた5戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず17着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着を確保した。

8月3日、中8週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

9月14日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクレバーシャインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、へんろ道ウォーク特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したグルービーメテオを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月16日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデッドウォーターに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月23日、連闘で迎えた15戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、田野二十三士公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデリスに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、悠陽2歳誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた18戦目は、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカゼノマイヒメに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、土佐の田舎寿司特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブイアールヒーローに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた23戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダラットパレスを半馬身振り切って勝利をモノにする

3月23日、中1週で迎えた24戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、貫之さくらまつり特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた25戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた26戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、おでん生誕記念特別（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、最後はカイシュウウルフと並んで3着同着となった。

5月5日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月18日、中1週で迎えた28戦目は、立夏特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた29戦目は、鈴木啓紀マジ結婚特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6月1日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は西森将司騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた33戦目は、ただひたすらに!特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ウエスタンジェミーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた35戦目は、ヒノデマキバオー特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西森将司騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた37戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。