ジンクエクウエイト（1985年生、母サミーキヤリアン）

ジンクエクウエイト（1985年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクルセダーキヤツスル（当時6歳）と交配したサミーキヤリアンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着5回、中央障害10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月9日、デビュー戦は飯田明弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったアグネスターフに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田明弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマンジュデンリアルを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田明弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したバンブーマンダムを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タケノカムイオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のディオスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、中5週で迎えた7戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた9戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清水英次騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったフミノアチーブに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた21戦目は、平田秀也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったパールジョージから1馬身1/4差の2着となった。

1月28日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平田秀也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったツナミから5馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平田秀也騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月25日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で平田秀也騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた25戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は平田秀也騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月12日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上400万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた30戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は平田秀也騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンクロトロンに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で平田秀也騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。