シセイカグヤ（2006年生、母シーヴィーナス）

シセイカグヤ（2006年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋月探査衛星名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したシーヴィーナスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のセプテンバーステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月27日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したグッデーコパを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中8週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったコスモブリーズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2009年）

3月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエイブルアローに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したドリームスカイラブに半馬身届かず2着となった。

11月22日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ラヴファンタジスタに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングゼネラルに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2010年）

2月7日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトップオブピーコイに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

3月21日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（6戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のショウナンカッサイを3/4馬身振り切って4勝目を収める

5月16日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（7戦3勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（9戦3勝）。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5歳（2011年）

3月21日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（10戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（11戦3勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジュライステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

7月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

9月17日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のボストンエンペラーをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

12月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

6歳（2012年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた25戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた27戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた28戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。