ショウナンマイティ（2008年生、母ラグジャリー）

ショウナンマイティ（2008年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強大な」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したラグジャリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地22戦4勝2着5回。2013年の安田記念(G1)で2着に入った他、2012年の産経大阪杯(G2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、国本哲秀によって1,260万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月11日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のローザディアマントを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウオオゾラを強烈な末脚で3/4馬身差し切って優勝

12月25日、中7週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月6日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月20日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のギンザボナンザに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

9月25日、中4週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた10戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドデイヴィスにクビ差届かず2着となった。

4歳（2012年）

3月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミッキーパンプキンにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月1日、中3週で迎えた12戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のフェデラリストに1馬身1/4の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。

6月2日、中8週で迎えた13戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトゥザグローリーに半馬身届かず2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（9戦4勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（2013年）

2月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた16戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオルフェーヴルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中8週で迎えた17戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（12戦4勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したロードカナロアにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（13戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

6歳（2014年）

2月17日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた20戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で浜中俊騎手（15戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月8日、中8週で迎えた21戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。17頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8歳（2016年）

1月24日、約20か月の休み明けで迎えた22戦目は、L.コントレラス騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。