メイショウサミダレ（2019年生、母ミヤジレイナ）

メイショウサミダレ（2019年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したミヤジレイナが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は丸幸小林牧場。2021年の日高町残雪夏山登山賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、丸幸小林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって682万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

8月25日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は404kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカワカミティファニに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの日高町残雪夏山登山賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのオパール特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ12（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2022年）

6月15日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、キンシバイ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモズリスペクトに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月12日、中3週で迎えた6戦目は、キキョウ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で落合玄太騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミラティオに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、日高町「ししゃも豊漁祈願」特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で落合玄太騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のピエールモンタナに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月23日、中3週で迎えた8戦目は、ハクチョウソウ特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で落合玄太騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパフュームリボンに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、フジバカマ特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で落合玄太騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた10戦目は、とままえ産ななつぼし特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で落合玄太騎手（9戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、メリオダスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中3週で迎えた11戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で落合玄太騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたチビノシズカ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

4月19日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、スペシャルナイター特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で落合玄太騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、ヱビスビール特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で落合玄太騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、門別でお得なSPAT4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったクインズサクヤヒメを半馬身捉え切れず2着となった。

7月11日、中3週で迎えた15戦目は、鶴居タンチョウレース特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワイルドラヴをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

8月8日、中3週で迎えた16戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、メイクザウインドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、引退記念桜井良太特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた18戦目は、デュランタ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた19戦目は、アポイ岳世界ジオパーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた20戦目は、来年のJBCは佐賀と門別で特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5歳（2024年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた22戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマテラハチイチをハナ差捉え切れず2着となった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。