ガッツエース（1986年生、母アキユワブチ）

ガッツエース（1986年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタノカズスミ（当時7歳）と交配したアキユワブチが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は川畑八太郎。戦績は、中央平地38戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月25日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったハクサンツバメに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月24日、中3週で迎えた6戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1700m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のヤナイジョージに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島芝1000m 晴/良）に出走。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のスズノムテキをクビ差制して1位に入線したが、その後失格となった。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のショウブラッキーをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

3歳（1989年）

1月13日、中4週で迎えた12戦目は、銀杯（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

1月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったポットカオリにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3月18日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1700m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田聖二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた21戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミスターキャッシュに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったタケハナファストにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月13日、連闘で迎えた25戦目は、銀杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた26戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた28戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キョウエイライトに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたキンセンサカエ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた32戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた33戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5歳（1991年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったミスウキハシにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

2月3日、中3週で迎えた35戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた36戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキンセンサカエを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた37戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテルノヨシタカを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

4月6日、中2週で迎えた38戦目は、アラ系4歳以上オープン（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。