ハクサンツバメ（1986年生、母ホクトシヨウリ）

ハクサンツバメ（1986年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のエルソプラノ（当時6歳）と交配したホクトシヨウリが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地62戦17勝2着10回。1990年のセイユウ記念(重賞)で2着に入った他、1991年のアラブスプリントステークス(アラ系4歳以上オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月27日、中5週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のガッツエースに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月3日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた5戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（1989年）

11月4日、約11か月の休み明けで迎えた6戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月2日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴッドムサシに6馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトヨミローズを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったフクセンヒカリに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ライトセカンドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤマエーエンゼルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月25日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上700万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のホマレタカイジョーを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上700万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったルールユウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月9日、中3週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のサハララインに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月16日、連闘で迎えた21戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、札幌アラブステークス（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルールユウに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノリバティーに2馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、トキノリバティーに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、逃げるルールユウを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は安田隆行騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったルールユウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のポットカオリを半馬身振り切って8勝目を手に入れた。

5歳（1991年）

1月12日、中5週で迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、銀杯（京都ダート1800m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた28戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワカサルーチェーをクビ差振り切って順当に勝利した。

2月24日、中3週で迎えた29戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヨドノチカラを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

3月9日、中1週で迎えた30戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 曇/重）に60kgの斤量を背負って出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルールユウを半馬身差し切って勝利数を11に伸ばす

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルールユウを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月14日、中3週で迎えた32戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた33戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 雨/不良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた34戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた35戦目は、保原ステークス（福島ダート1000m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のミスターキャッシュを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月9日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた37戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた38戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/稍重）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6歳（1992年）

3月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 曇/不良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた40戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は小原義之騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた42戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/重）に61kgの斤量を背負って出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月20日、中4週で迎えた43戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたマリンパレード決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月4日、中1週で迎えた44戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた45戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 曇/重）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた46戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（8戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンソーコマチを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

8月22日、中2週で迎えた47戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のネオアイクに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月5日、中1週で迎えた48戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 雨/不良）に59kgの斤量を背負って出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた49戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた50戦目は、保原ステークス（福島ダート1000m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は西園正都騎手（4戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた51戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワカサルーチェーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた52戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は西園正都騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

11月28日、中1週で迎えた53戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた54戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は土肥幸広騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた55戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた56戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、銀杯（中山ダート1800m 小雨/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた57戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1000m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロータリーボーイに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中3週で迎えた58戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマドンナマーチに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月13日、中1週で迎えた59戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた60戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は西園正都騎手（6戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた61戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のホウショウタカラに3馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす

8月21日、約3か月の休養明けで迎えた62戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（函館芝1200m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。