クリアサウンド（1992年生、母ミズホカトレア）

クリアサウンド（1992年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパレスダンサー（当時8歳）と交配したミズホカトレアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年のかもめ盃(A2)。

経歴

デビュー前

長谷川茂厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1994年）

10月19日、デビュー戦は岡村裕基騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のザマアリスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1995年）

5月7日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤモンドオーから2馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村裕基騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったターボギアから3馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の織り姫特別 2組（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村裕基騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村裕基騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマーチンチェニルをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

8月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のサルビア特別 2組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村裕基騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のシルヴァーモンドをアタマ差制して3勝目を手にした。

8月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のひまわり特別 2組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村裕基騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイチエイクインに5馬身の差をつけて制した。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、セプテンバー賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡村裕基騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイポリスに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月16日、中8週で迎えた9戦目は、3歳戦のリリーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡村裕基騎手（8戦5勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた10戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡村裕基騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイエーランドビーから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡村裕基騎手（10戦5勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（1996年）

1月21日、中2週で迎えた12戦目は、初春特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で岡村裕基騎手（11戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップタイガーからクビ差の2着に惜敗した。

2月13日、中2週で迎えた13戦目は、ウインター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡村裕基騎手（12戦5勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた14戦目は、弥生盃（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で岡村裕基騎手（13戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のデントロビウムに3/4馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

3月28日、中3週で迎えた15戦目は、スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で岡村裕基騎手（14戦6勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた16戦目は、ダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で岡村裕基騎手（15戦6勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた17戦目は、さつき特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で岡村裕基騎手（16戦6勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、薄暑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で岡村裕基騎手（17戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月31日、中9週で迎えた19戦目は、明星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で岡村裕基騎手（18戦6勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、流星特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で岡村裕基騎手（19戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた21戦目は、かもめ盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で岡村裕基騎手（20戦6勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のタカミプリティに半馬身の差をつけて優勝

10月4日、中3週で迎えた22戦目は、紅葉特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で岡村裕基騎手（21戦7勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は23戦連続で岡村裕基騎手（22戦7勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、初冬特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で岡村裕基騎手（23戦7勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた25戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は25戦連続で岡村裕基騎手（24戦7勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1997年）

1月8日、中2週で迎えた26戦目は、新春盃（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で岡村裕基騎手（25戦7勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月28日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、TUF杯（福島芝1800m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた32戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた33戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。