オナーアンドスワン（1999年生、母Add Mint）

オナーアンドスワン（1999年3月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のHonour and Glory（当時6歳）と交配したAdd Mintが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦1勝、地方34戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未出走。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月24日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未出走（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシルクシャムロックに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた5戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4歳（2003年）

5月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクイーンテンビーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったサダムサンサンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、中4週で迎えた9戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナイトロボンバーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、春駒特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月29日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B4-7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウザンツヨシに5馬身の差をつけて優勝

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクロマキバオーを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

12月22日、中4週で迎えた15戦目は、ゼラニューム特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた16戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウバンダムに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、シネマジャングル杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、パワフルナカヤマにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、日立建機杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた19戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、キリンクラシックラガー杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた20戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず最後はミツアキムテキと並んで5着同着となった。

4月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた23戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた25戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエイシンガトー決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた26戦目は、焼岳賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた27戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミノオーカンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は高木健騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた32戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6歳（2005年）

1月13日、中9週で迎えた33戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた36戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤一成騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた37戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤一成騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月5日、中3週で迎えた38戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤一成騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた39戦目は、芦毛伝説オグリキャップ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤一成騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。