スペシャルランナー（1998年生、母サクラマツリ）

スペシャルランナー（1998年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時6歳）と交配したサクラマツリが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦7勝2着4回。2002年の九州クイーン賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八田ファームから「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、八田ファームから「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場され、斎藤辰三によって157.5万円で落札された。

斉藤辰三厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（2000年）

5月3日、デビュー戦は山口高騎手を鞍上に据えて、3歳（新潟(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、3歳（新潟(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は山口高騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のベルコンフォートに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口高騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口高騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェットヒリュウから3/4馬身差の2着となった。

3歳（2001年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月21日、中0週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の紅梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋和宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の北関東クイーンカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトウイングに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋和宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の春蘭特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた14戦目は、3歳500万下のたけのこ賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の薫風特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた16戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月16日、中6週で迎えた17戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のムーンライトカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦のダリア賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原雅文騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原雅文騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後はアンダータイクーンと並んで5着同着となった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原雅文騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原雅文騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原雅文騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーツーユウをハナ差制して勝利を手中に収めた。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原雅文騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた26戦目は、3歳A1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で菅原雅文騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2002年）

1月6日、連闘で迎えた27戦目は、4歳A2（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原雅文騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のモリユウスキーをアタマ差制して4勝目をつかんだ。

2月24日、中6週で迎えた28戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジンデンタローを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞の九州クイーン賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフレッシュスキャンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジンデンタローに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月4日、中2週で迎えた32戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安東章騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、菖蒲特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安東章騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた34戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安東章騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノオウサマに交わされて1馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた35戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安東章騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、アガパンサス特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で安東章騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲサーパスに1馬身の差をつけて制した。

11月10日、中2週で迎えた37戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲサーパスに5馬身の差をつけて優勝