サンニコーラ（2015年生、母メイショウアレーナ）

サンニコーラ（2015年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時10歳）と交配したメイショウアレーナが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2020年の冬木立賞に勝利した他、2018年の優駿スプリントトライアルで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2017年）

10月30日、デビュー戦はR.クアトロ騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は465kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラトップロマンに約18馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の孔雀特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグマロンを凄まじい末脚で半馬身差し切って2勝目を収める

5月24日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた9戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月30日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、平成最後の年の暮賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4歳（2019年）

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、初夢賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた12戦目は、一般B2五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた13戦目は、あおば賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ジェミニ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、一般B2二三（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた16戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のランボシをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

5歳（2020年）

8月21日、約13か月の休養明けで迎えた17戦目は、葉月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカレイドスコープにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、オパール賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた20戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月10日、中2週で迎えた22戦目は、冬木立賞（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアンティノウスをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

6歳（2021年）

6月11日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。