ドリームビリーバー（2019年生、母ヒーラ）

ドリームビリーバー（2019年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夢見る者」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したヒーラが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。2024年の北海道コンサドーレ札幌特別(一般)に勝利した他、2024年のウポポイオータムスプリントで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月30日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフエキに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月6日、中4週で迎えた10戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、シュウメイギク特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダルダヌスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、ミズヒキ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェネラルウィルに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月3日、中6週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアジアノジュンシンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったウラカワノキセキにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、セイカフォルゴーレに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月8日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイシンウィットに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

9月16日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた21戦目は、L.L.モリス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

5歳（2024年）

5月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、シュネルマイスター・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた23戦目は、日高町建設協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、ナダル・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、トウカイエトワールに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で迎えた25戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、北海道コンサドーレ札幌特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のフェールアシュバルに3馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月12日、中3週で迎えた27戦目は、ウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したストリームを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月9日、中3週で迎えた28戦目は、一刻千秋オープン（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイッツクールに1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

11月6日、中3週で迎えた29戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（9戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。