ゴッドオブロンドン（2018年生、母ゴッドフェニックス）

ゴッドオブロンドン（2018年1月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロンドンの神。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したゴッドフェニックスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月28日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

3歳（2021年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリュクスエンヴィにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイファーチーターに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、地方競馬教養センター記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマエメラルドに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月12日、中4週で迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウインモリオンに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2022年）

1月4日、中7週で迎えた8戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のシンキングポケットに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月2日、中3週で迎えた9戦目は、ジョイホース浜松開設9周年記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、雷響賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、擬宝珠賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アートオブライフに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月1日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月25日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、プラチナバローズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。