メイプルカイドウ（1998年生、母スターシャイン）

メイプルカイドウ（1998年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイニング（当時14歳）と交配したスターシャインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方29戦11勝2着1回。2003年の多摩川オープン(ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、加野牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月25日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のファンドリアラシに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

10月22日、中7週で迎えた8戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードエアロに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウテンアリダーに半馬身の差をつけて優勝

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、源氏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月6日、中0週で迎えた11戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスカイゴールドに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、年忘れ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩城方元騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（2002年）

2月1日、中4週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のドラゴンエンペラーに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、早春特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のサウンドオブサンバに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月14日、中3週で迎えた15戦目は、春駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングフォースに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月3日、中6週で迎えた16戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンポウキングから1馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンプルイズベストに3馬身の差をつけて8勝目をマークした。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のツジジオットを半馬身振り切って9勝目を掴み取った。

7月9日、中4週で迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の佐々木竹見特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のスパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦の錦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦5勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミツルトップワンに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

11月18日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（8戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベルモントアトムをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

12月23日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のクリスマス・マイルハンデ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（9戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

5歳（2003年）

1月23日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（10戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のイシノオアシスに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月30日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（11戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（12戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月19日、中3週で迎えた28戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、サウジアラビアロイヤルカップ（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1190m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2004年）

1月4日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の如月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

6月25日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のポートサイド賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた35戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月22日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

7歳（2005年）

3月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた37戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた38戦目は、春馬特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。