ピュアリップス（2005年生、母シンデレラリリー）

ピュアリップス（2005年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純粋な＋唇、本音？」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時10歳）と交配したシンデレラリリーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の一般B3-3。

経歴

デビュー前

2歳のとき、カタオカファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

8月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた7戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B1-6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウティンクルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、連闘で迎えた9戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイワウィークを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウショウシャークに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクディレクターに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦3勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（8戦3勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のファンノユメノセテをハナ差振り切ってファンの高評価に応えた。

6月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネヴァデザートを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライティアクロスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーアキンボシに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（14戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインルーチェに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月23日、中1週で迎えた24戦目は、誠生誕35周年記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（15戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクチベニを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビーミングアピールを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

9月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメイデンミヤビを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

10月4日、中1週で迎えた27戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（18戦6勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネヴァデザートを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた28戦目は、もみじ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（19戦6勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、明日は競馬の祭典JBC（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（20戦6勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（21戦6勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた32戦目は、大崎上島産・みかんカップ（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（22戦6勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。